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Burlesque meets Sentence
02・群青さんと紅ちゃん、その後(ラグ紅)
いきなり始まります。なんかあの石持って嫁いできたみたいな(!)妄想。
「これ嫁入り道具なんでしょ? 家族の石なんだってね。ローザが言ってた」
「よめ・・・っ」
「だから家族の石、追加」
そう言ってラグは、紅の掌にそっと石を置いた。
光をすべて吸いこんでしまうかのような色。
「黒曜石?」
「そう。急いで探してきたけど悪いものじゃないよ」
ラグから自分への贈り物に粗悪品はないだろう。
そんな自惚れたようなことを思ってしまう自分が恥ずかしいのだけれど。
(ていうか本家さまでもまだ嫁入りしてないのにって何言ってるのかしら私)
照れたり混乱したりでせわしく表情の変わる紅を、ラグはにやにやとみている。
「何よ」
「んー。やっぱり紅はものすごくかわ」
いい、まで言わせてもらえずに鉄拳が飛んでくる。
もちろんラグには、避けることなんか造作もないけれど。
ついでに手首を取って壁に追いつめてみたりして。
耳元で、そっとささやく。
「この石も、大事にしてね」
「・・・――って」
「きこえない」
意地悪して言ってやれば、まっかな顔のままうらみがましく見上げてくる。
ああ可愛い可愛い。
「い、言われなくたって、大事にするわよっ」
ラグは、そのまま拘束を逃れようとする紅の動きを止める。
今度は手首じゃなくて。
(良い匂いがする)
あまりにも優しく抱きしめられたので、痛い、とか、くるしい、とか、腕の中から逃れる理由が言えなくて、紅はただされるがままだ。
くるしいといえば、すごくくるしいのだけれど。
「ラ、グ」
何とかして絞り出した声がまるで甘えるようになってしまって、恥ずかしいとかみっともないとか頭の中がぐるぐるするまえに、満面の笑みを浮かべたラグの、やさしい唇がそっと降ってきた。
もどる * 2009/3/25
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